子宮がん
20~30代の若い女性に増えている子宮頸がんは、がんになる前に発見でき、100%予防できる唯一のがんです。 検診を定期的に受けましょう!!
子宮がんは2種類「子宮頸がん」と「子宮体がん」
子宮がんの約60%が子宮頸がんで、子宮の入り口にできるため、発見もしやすく治療もしやすいがんです。
子宮体がんは子宮の奥にできるがんで、50歳以上の中高齢に多いがんです。
子宮がん検診は通常、頸がんを発見するために行われます。
子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス
頸がんの原因は、99%以上がヒトパピローマウイルス(HPV)感染によるものです。HPVはありふれたウイルスで、セックス経験のある女性の50~80%が一度は感染するウイルスと言われています。つまり、セックス経験者であれば、回数、人数などにかかわらず、誰でも何度でも感染する可能性のあるウイルスです。
検診を受ければ防げる !! 頸がん
このように感染することは珍しい事ではありませんが、多くの方は免疫の力でウイルスを排出し治癒の状態になります。ただ、一部の方はHPVが消失せず持続的に感染状態が続きます。
この様な状態の方の中には子宮頸がんへ進む事があります。そうなると、子宮摘出や命を落とすことにも・・・。検診では、がんになる前の段階(前がん状態)で発見できます。そのため、〝子宮頸がんは検診で予防できるがん〟と言えるのです。
低い日本人女性の子宮がん検診の受診率
子宮がん検診の意義と有効性は大きなものですが、日本の受診率は2割程度。ほとんど理解されていません。そのため頸がんの発症率や死亡率が欧米に比べ非常に高くなっています。