更年期障害
更年期は女性のからだの大転換期。さまざまな不調を自覚しますが、一人で悩まずに相談機関にアクセスしてみる、メディカルチェックを受けて治療法を見つけるなど自分に合った方法でいかにうまく乗り切れるかが、大きなポイントになります。
更年期の時期とは?
「更年期」とは、卵巣の機能が衰え、女性ホルモンの分泌が低下し始めてから消失して老年期に移行するまでの時期のことです。
平均的には、閉経をはさんで、だいたい42歳~56歳までの期間です。
どうして更年期障害が起こるの?
更年期には、女性ホルモンが急激に減るため、からだが適応できず、心身にさまざまな不調が生じます。また、子供の受験や独立、親の介護など悩みも生じやすい時期です。からだの急激な変化に加え、これらのストレスも大きな要因になっています。
- <症状が起こる原因>
- 卵巣機能の低下
- 本人の気質や体質の問題
- 環境的な要因
更年期障害の主な治療法
- その1 薬物療法
- ホルモン補充療法
- 漢方療法
- 向精神薬 ほか
- その2 心身医学療法
- カウンセリング
- 自律訓練法 ほか
並行して食事・運動などの生活習慣の見直しストレスの軽減・解消などを行っていきます。
「治す」より「つきあう」気持ちで!
- 更年期を正しく知る
- 「気の持ちよう」と我慢しない
- 一人で悩まず本音で話せる友達をつくる
- 生活を見直す(栄養・睡眠・休養・喫煙・飲酒)
- パートナーとの関係を見直す
- さまざまな機関の相談窓口を利用する
- 人生の生きがいを見つけて、張りのある生活を送る(仕事・趣味・社会参加など)